2019年7月10日水曜日

ナチスの大虐殺から10万のユダヤ人を救ったスウェーデンの外交官

                  

昨日安曇野市図書館で目にして借りて来た「ワレンバーグ」Mニコルソン,Dウィナー著を昨夜の内に一気に読み終えた。


このワレンバーグのことを、ぼくはこの書を通して初めて知った。同じような働きをした海外駐在の外交官であった日本人の杉浦千畝は、リトアニアで1940年八月に、ビザと書類を英断によって発給し、約六千人のユダヤ人の命を救ったことは知っていた。

しかし、このワレンバーグの働きはさらなる驚きであり、感動する。終戦間際にソ連軍にドイツのスパイと間違われて逮捕され、それ以降の彼の消息はハッキリしない結末には、いろいろ考えさせられる。

だが、あの想像を絶する大虐殺から10万のユダヤ人を救った事実は残る。この本のタイトルにあるように「伝記 世界を変えた人々」の一人に違いない。
ぜひ、一人でも多くの人に一読をお薦めしたい。

この著書の85ページに、「ドイツ人たちが役人や権力者をとても尊重する傾向が強く、この当時の教育のあらゆる場で、権威をうやまうことをみっちりとしこまれていた」と記されています。

もう一点、終戦間際、彼はソビエト軍司令部に向かう。ユダヤ人たちの戦後支援の交渉に、スタッフたちの「危険だ!」という助言を振り切り、単身で出向いたのだ。ドイツの連中と交渉したのと同じスタイルで、多額の金と、宝石類、そして重要書類を大きなスーツケースに入れていたのだ。

33歳の若者の持つスツケースの中身を見て「こいつは、ドイツのスパイ」と思われたのだろう。

ソビエト人は「非常に疑り深い」という国民性を彼は見落としていたのではないだろうか。そうこの著者は書いている。

さて、日本人の国民性の特質はどうだろうか。みんながするからと、周囲の雰囲気に流される傾向が強いのではないだろうか。

                   

2019年6月24日月曜日

あきらめない 野口健のチャレンジ 若者よ読書をしよう!


「あきらめないこと、それが冒険だ」を安曇野市の図書館で目にして借りて来た。落ちこぼれだと感じて、落ち込んでいた時、彼が書店で目にした本が、植村直巳著「青春を山に賭けて」だった。そして野口の進路が決まった。幼少期から思春期、そして世界の野口となるまでの軌跡をかざらない文章で率直に書いた本であり感動した。
中学生、高校生などの自分の進路に悩む若者たちにお薦めの一冊である。植村直巳の「青春を山に賭けて」はすでにわたしは読んでおり、こちらもとてもいい。夏休みなど、何処かへ出かける時などバックに入れて、ぜひ読んでみましょう。スマホばかり見ていないで、時には読書の時間を持とう。

2019年6月10日月曜日

自殺者の脳の特質

<自殺者の脳は何が違うか──その知識を生かせば悲劇を未然に防げる?>

自らの命を絶つ前の週、ジェレミー・リッチマン(49)はフロリダ州のフロリダ・アトランティック大学で講演を行った。

テーマは「人間であることの脳科学」。脳科学を活用すれば、自分や他人を傷つけるリスクがある人に気付き、支援の手を差し伸べられる可能性がある──それが3月19日に行われた講演の趣旨だった。

聴衆の関心も高かったに違いない。この2日前、フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で昨年2月に起きた銃乱射事件の生存者の1人が自殺していた。数日後には、同じ高校の生徒がまた1人命を絶った。アメリカの自殺者は増加傾向にあり、17年には4万7000人に達した。

リッチマンは、このテーマにことのほか強い思い入れがあった。自らの悲しい経験があったのだ。12年12月14日、コネティカット州ニュータウンのサンディーフック小学校に20歳の男が押し入り、26人を殺害し、自らも命を絶った。この事件で殺害されたなかに、当時6歳の娘アビエルが含まれていたのだ。

リッチマンと妻のジェニファー・ヘンセルは事件後直ちに、娘を失った悲しみを行動に換えることを決意した。娘の名前を冠した財団を設立し、銃暴力を防ぐために脳科学の研究を支援し始めたのだ。薬学博士号を持つリッチマンは、製薬会社を辞めて財団の仕事に専念した。
「この研究では、被験者に30の単語を読み上げた。「精神疾患は特定の物事への考え方を変える」と、カーネギー・メロン大学認知脳画像センター所長で、心理学教授のマーセル・ジャストは指摘する。「強迫観念が強いと、『警察』という単語に異なる脳活性化パターンを示す。自殺願望の場合も特定の単語に対して同様のことが起きる」

機械学習アルゴリズムは6つの単語(「死」「残酷」「困難」「気楽」「よい」「称賛」)が引き起こす脳内パターンを見るだけで、自殺願望がある人を90%の確率で特定できると、ジャストとピッツバーグ大学公衆衛生大学院のデービッド・ブレント教授は突き止めた。

被験者が示した脳活性化パターンは体系的で明白だった。なかでも顕著だったのが、自殺願望がある場合、6つの単語が「自己言及」に関わる脳内領域をはるかに活性化させたこと。つまり、人によっては戦争などを連想するはずの「死」という単語は、自殺傾向がある人の場合は自己についての考察に関わる脳内領域を強く刺激する。

薬理学者であり、エール大学医学大学院の精神医学講師に就任予定だったリッチマンが、ジャストらの研究結果を知っていた可能性は高い。それでも彼は自殺した。

「知識が行動の変化につながるとは限らない」と、ブレントは語る。「彼は6歳のわが子を亡くした。家族を失った人は悲痛が和らがない場合、特に自殺リスクが高い。鬱や心的外傷後ストレス障害(PTSD)だったり、心の傷が癒えていなかったなら、そのどれもが自殺の引き金になり得た。優秀な学者だったという事実は無関係だ」

<Newsweek・2019年6月11日号掲載>からの要点 (注)algorithmアルゴリズム…コンピューターで計算を行うときの「計算方法」のことなんですが、広く考えれば、何か物事を行うときの「やり方」のことだと言っていいでしょう。

2019年6月7日金曜日

人工動態統計に見る未来

2019年6月7日「日本経済新聞」に載った記事の概要と表を以下に記しておきます。

厚生労働省が7日に発表した人口動態統計によると、2018年に生まれた子どもの数(出生数)は91万8397人で過去最低を更新した。3年連続で100万人を割った。1人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率は1.42と、17年から0.01ポイント下がった。低下は3年連続だ。晩産化や結婚をしない人が増えている影響が大きい。」
ぼくが生まれた1944年(昭和19年)は中学生の時一クラス50人で九クラスあった。成人式の人数は200万人以上であった。まあ単純に人数が多ければいいとは言えないが、ぼくの少年時代、青年時代には未来への夢があり、現代より活気があったなあ。ぼくにとってはいい時代だったとハッキリ言える。そのぼくは、妻も元気で、子ども五人を育て終わり、今は孫七人のじいじである。一番上の孫は来年大学生になる歳だ。

聖書的に見ると、時代は増々悪くなるとぼくは見ている。この世に悪がさらにはびこる。しかし、希望は捨てていない。聖書の神の言葉に生きる者に絶望はない。
主イエスを信じる信仰によって、➀罪からの解放 ②悪魔の支配からの解放 ③死からの解放を約束されているからだ。罪許され義とされ、サタンのウソと誘惑を退け、死後に続く永遠の命を約束されているからだ(ヨハネ福音書8章)。
この福音を伝えるのが、ぼく(日本キリスト教団豊科教会牧師)としての使命である。




2019年5月28日火曜日

ジョン万次郎の生涯

                 
日曜礼拝に出席する幼児や小学生、それと中学生向けに、子どもタイムと称して礼拝の中で、初めに10分以内で絵本や伝記本を視聴覚教材にして、子どもたちに近づいた位置で語る時間を持っている。大人の方々もにこやかに聞いて下さる。
5月26日(日)は、伝記本「ジョン万次郎」を手に、その概略を紹介し、時代の風潮や人の目や耳を気にせず、自分の信じるところを誠実に生きた「ジョン万次郎」の生涯を語った。アメリカの牧師や大型漁船の船長や乗組員との素晴らしい出会い。鎖国政策を続けていた古く封建的な時代の日本人の心の狭さなどを打破して、新しい時代に向かった万次郎の勇気や誠実な言動などを語った。そうなんだ。わたしたちは天を見上げ、創造主なる方にのみ従う心こそが、真に新しい時代を切り開いて行くんだと教えられる伝記である。
鎖国が解かれ、サンフランシスコに向かった時の日本の艦船の実質的船長は勝海舟ではなくジョン万次郎であった。万次郎は日本語の読み書きも学んだことのない少年だった。英語も実生活の中で耳から学んだものだった。九歳で父親を失った貧しい漁夫の万次郎は14歳で初めて漁船に乗る。そして難破、無人島に流れ着いてからの数奇の運命。この伝記から学ぶことは多い。

2019年5月14日火曜日

梅雨入りを告げる天の声 雷鳴

                  
一週間振りに伊那高原の自宅へ帰って見ると、先週に植えていたプチトマトの三本の苗が完全に枯れていた。近隣の農家の方々も、夏日が続いた異常気象で今年は全て植えなおしとなる家が多いらしい。
我が家は庭の片隅の本当に小さなミニ菜園だからいいが、広範囲の畑では大変であろう。今年は少しの菜の花とネギがあるだけのミニ畑。その横に友人からもらった行者ニンニクのカブが三か所に植わっているが、これは枯れることはない。
心配なのは教会の庭のやはりミニ畑のことだった。
こちらには、普通トマト二本、プチトマトをそれぞれ二本ずつ。ツルムラサキを三本。それにキュウリを二本、それに二十日大根の種も蒔いた。シシトウも植えた。
これが全滅したら大変だ。伊那での眼科定期検診を終えたら水曜日には急いで安曇野へと思っていた時の突然の雷鳴。
しかし、少しばかりの雨にガッカリ。予報通り今日から明日にかけて本格的な雨量にならない時は、冬タイヤから普通タイヤに交換したら安曇野へ向かおうと思っている。
人間に水が必要なように、他の動植物にも欠かせないのが「水」である。
暑い夏が大好きわたしである。日中はギラギラと夏の太陽、青い空、白い雲、そして昔の様に夕方にはキッチリと雷雨が来てほしい。たのむよ!入道雲と雷さん。

2019年4月18日木曜日

ナナカラ山ものがたり

                 
これも安曇野市図書館から借りて来て読んだ絵本です。大型本で絵がとてもいい。ナナカラ山に住む動物たちの五つの物語が、この一冊で語られています。いちばんおもしろかったのは、流れ者のネコの話。
素晴らしい自然と素晴らしい動植物のいるナナカラ山に流れ着いた猫は、ここの素晴らしい水に感動します。
しかし、その水を大切にしないで、わがまま放題に無駄遣いして、他の動物たちに何回も注意されるのですが、こんなに水があるんだんらと、聞く耳を持ちません。
さあ、どうなる。水は全ての命を支える貴重なものです。大人も絵本を開き、五つの物語の世界へ旅してみましょう。
                    

日本キリスト教会 豊科教会 牧師丸山文雅

 〇豊科教会の礼拝は 日曜日午前10時15分からです。 〇礼拝前の9時45分~から30分間は、讃美歌をたくさん歌います。 〇どなたも自由に出席ください。場所はJR大糸線の豊科駅のすぐそばです。徒歩一分。 駐車場は広い庭をご利用下さい。礼拝が終わるのは11時前後です。礼拝後は、お茶...