2018年10月18日木曜日

Stephen Hawking博士の遺作「Brief Answers to the Big Questions」

AFP=時事ニュースは 2018年10月16日 11時53分にStephen Hawking博士の遺作について報じていたのでその要点を以下に記しておきたい。
 今年3月に76歳で死去した英国の宇宙物理学者、スティーブン・ホーキング(Stephen Hawking)博士の遺作「Brief Answers to the Big Questions(大きな疑問への簡潔な回答)」の出版イベントが15日、英ロンドンの科学博物館で開かれた。

 ホーキング博士は、神の存在からタイムトラベルの可能性まで、多彩な問題への答えを記した著書の執筆に取り組んでいたが、完成を見ずに死去。博士の子どもたちや学者仲間たちが博士個人の膨大な記録資料を参照して同書を完成させた。

■10の大きな疑問
➀- 神は存在するのか ②- すべてはどのように始まったのか ③- ブラックホールの中はどうなっているのか ④- 未来を知ることは可能か ⑤- タイムトラベルはできるようになるか ⑥-  人類は地球で生き残れるか ⑦- 宇宙に人類以外の知的生命体は存在しているのか ⑧- 人類には宇宙コロニー(居住地)が必要か ⑨- 人工知能(AI)が人類を超える日が来るのか ⑩- 人類はどのような未来を築けばよいのか

 ホーキング博士はこうした問いへの答えとして、遺作の中で次のように語っている。


■ホーキング博士の答え
- 人類は「絶滅」を回避するために、いずれ地球を去らざるを得なくなる。

- コンピューターは100年以内に人類の知能を超えるだろう。われわれはコンピューターの目的を人類の目的と確実に一致させておかねばならない。

- 人類は精神と肉体の質を高めなければならなかったが、遺伝子組み換えによって膨大な記憶力と病気への抵抗力を身に付けた超人間たちが、他者を危険にさらすことになるだろう。
- 気候変動の現実を人間が認識したとき、既に手遅れになっているだろう。

- 神は存在しないし、死後の世界が存在することを示す信頼すべき証拠はない。だが、人々はそれらの影響や遺伝子を通じて生き続けていけるだろう。

- 今後50年以内に、人類はどのように生命が誕生したのか理解することができる。宇宙のどこかで生命の存在を発見できるかもしれない。

以上が今回の記事の要点だが、牧師の私は、彼が-神は存在しないし、死後の世界が存在することを示す信頼すべき証拠はない-と語ったことに、コメントしておきたい。彼は筋萎縮症の障害を持ち晩年は介護者なしでは生きられない身となり車椅子生活となったが、自分のこの障害を神が与えた災難と考える事を拒否していた。全ては自然の法則の結果が、今の自分にもあるとの考えを崩さなかったと私は聞いている。彼は科学者であり、こうした考えは当然かもしれない。しかし、人類に与えられた神の啓示の書「聖書」は、神が存在することの証拠であり、現在の宇宙も含むすべての自然も、そこに働く法則も神の存在を示す証拠ではないだろうか。

2018年10月5日金曜日

愛犬家 アラン・ドロン

NHKBSでアラン・ドロンへのロングインタビュー番組を観た。ぼくは俳優アランドロンには全く興味はなかったが、このインタビューは昨年2017年の秋ごろの取材と思われ、あの若き日のドロンから、八十歳代になった高齢者ドロンになっていた。しかし、年老いてこその風格が感じられた。
一番にぼくが引き込まれたのは、何と彼は愛犬家であったことだ。ぼくは初めて知った。今までに共に暮らし、この世を去って行った犬35匹の犬たちの墓が、彼の瞑想(聖書の神との対話)のために彼が建てたチャペルの前にあった。彼はぼくと同じクリスチャンなのだと知った。
そして、その犬たちの墓の並びに自分の墓もすでに作っていた。
いやー、アラン・ドロンていい人なんだなーと、ぼくは感動した。なぜ彼がこれほどまでに犬を愛したのか?
人は、彼の名声や富に引かれて寄って来た。しかし犬たちは違った。かれが嫌ったのは偽善だった。彼は孤独の人だったかもしれない。そして良き真の友を得たのだ。犬は絶対に裏切らないと彼は語っていた。
最近知ったドイツ文学者、作家の中野幸次さんも、自分の墓の墓誌に、ぼくの愛した者たち(犬たち)もここに眠ると記した作家である。


しげちぁん

慈(しげる)という名前を、女の子がつけてもらった。でもこの名前は男の子の名前の様で好きになれなかった。小学校に入学した日に、男の子の名前の子は、水色の紙に、女の子の名前の子はピンクの紙に名前が書いてあり、そこに座るようになっていた。 先生は「しげる」と水色の紙に書いていた。先生は...