2019年6月24日月曜日

あきらめない 野口健のチャレンジ 若者よ読書をしよう!


「あきらめないこと、それが冒険だ」を安曇野市の図書館で目にして借りて来た。落ちこぼれだと感じて、落ち込んでいた時、彼が書店で目にした本が、植村直巳著「青春を山に賭けて」だった。そして野口の進路が決まった。幼少期から思春期、そして世界の野口となるまでの軌跡をかざらない文章で率直に書いた本であり感動した。
中学生、高校生などの自分の進路に悩む若者たちにお薦めの一冊である。植村直巳の「青春を山に賭けて」はすでにわたしは読んでおり、こちらもとてもいい。夏休みなど、何処かへ出かける時などバックに入れて、ぜひ読んでみましょう。スマホばかり見ていないで、時には読書の時間を持とう。

2019年6月10日月曜日

自殺者の脳の特質

<自殺者の脳は何が違うか──その知識を生かせば悲劇を未然に防げる?>

自らの命を絶つ前の週、ジェレミー・リッチマン(49)はフロリダ州のフロリダ・アトランティック大学で講演を行った。

テーマは「人間であることの脳科学」。脳科学を活用すれば、自分や他人を傷つけるリスクがある人に気付き、支援の手を差し伸べられる可能性がある──それが3月19日に行われた講演の趣旨だった。

聴衆の関心も高かったに違いない。この2日前、フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で昨年2月に起きた銃乱射事件の生存者の1人が自殺していた。数日後には、同じ高校の生徒がまた1人命を絶った。アメリカの自殺者は増加傾向にあり、17年には4万7000人に達した。

リッチマンは、このテーマにことのほか強い思い入れがあった。自らの悲しい経験があったのだ。12年12月14日、コネティカット州ニュータウンのサンディーフック小学校に20歳の男が押し入り、26人を殺害し、自らも命を絶った。この事件で殺害されたなかに、当時6歳の娘アビエルが含まれていたのだ。

リッチマンと妻のジェニファー・ヘンセルは事件後直ちに、娘を失った悲しみを行動に換えることを決意した。娘の名前を冠した財団を設立し、銃暴力を防ぐために脳科学の研究を支援し始めたのだ。薬学博士号を持つリッチマンは、製薬会社を辞めて財団の仕事に専念した。
「この研究では、被験者に30の単語を読み上げた。「精神疾患は特定の物事への考え方を変える」と、カーネギー・メロン大学認知脳画像センター所長で、心理学教授のマーセル・ジャストは指摘する。「強迫観念が強いと、『警察』という単語に異なる脳活性化パターンを示す。自殺願望の場合も特定の単語に対して同様のことが起きる」

機械学習アルゴリズムは6つの単語(「死」「残酷」「困難」「気楽」「よい」「称賛」)が引き起こす脳内パターンを見るだけで、自殺願望がある人を90%の確率で特定できると、ジャストとピッツバーグ大学公衆衛生大学院のデービッド・ブレント教授は突き止めた。

被験者が示した脳活性化パターンは体系的で明白だった。なかでも顕著だったのが、自殺願望がある場合、6つの単語が「自己言及」に関わる脳内領域をはるかに活性化させたこと。つまり、人によっては戦争などを連想するはずの「死」という単語は、自殺傾向がある人の場合は自己についての考察に関わる脳内領域を強く刺激する。

薬理学者であり、エール大学医学大学院の精神医学講師に就任予定だったリッチマンが、ジャストらの研究結果を知っていた可能性は高い。それでも彼は自殺した。

「知識が行動の変化につながるとは限らない」と、ブレントは語る。「彼は6歳のわが子を亡くした。家族を失った人は悲痛が和らがない場合、特に自殺リスクが高い。鬱や心的外傷後ストレス障害(PTSD)だったり、心の傷が癒えていなかったなら、そのどれもが自殺の引き金になり得た。優秀な学者だったという事実は無関係だ」

<Newsweek・2019年6月11日号掲載>からの要点 (注)algorithmアルゴリズム…コンピューターで計算を行うときの「計算方法」のことなんですが、広く考えれば、何か物事を行うときの「やり方」のことだと言っていいでしょう。

2019年6月7日金曜日

人工動態統計に見る未来

2019年6月7日「日本経済新聞」に載った記事の概要と表を以下に記しておきます。

厚生労働省が7日に発表した人口動態統計によると、2018年に生まれた子どもの数(出生数)は91万8397人で過去最低を更新した。3年連続で100万人を割った。1人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率は1.42と、17年から0.01ポイント下がった。低下は3年連続だ。晩産化や結婚をしない人が増えている影響が大きい。」
ぼくが生まれた1944年(昭和19年)は中学生の時一クラス50人で九クラスあった。成人式の人数は200万人以上であった。まあ単純に人数が多ければいいとは言えないが、ぼくの少年時代、青年時代には未来への夢があり、現代より活気があったなあ。ぼくにとってはいい時代だったとハッキリ言える。そのぼくは、妻も元気で、子ども五人を育て終わり、今は孫七人のじいじである。一番上の孫は来年大学生になる歳だ。

聖書的に見ると、時代は増々悪くなるとぼくは見ている。この世に悪がさらにはびこる。しかし、希望は捨てていない。聖書の神の言葉に生きる者に絶望はない。
主イエスを信じる信仰によって、➀罪からの解放 ②悪魔の支配からの解放 ③死からの解放を約束されているからだ。罪許され義とされ、サタンのウソと誘惑を退け、死後に続く永遠の命を約束されているからだ(ヨハネ福音書8章)。
この福音を伝えるのが、ぼく(日本キリスト教団豊科教会牧師)としての使命である。




しげちぁん

慈(しげる)という名前を、女の子がつけてもらった。でもこの名前は男の子の名前の様で好きになれなかった。小学校に入学した日に、男の子の名前の子は、水色の紙に、女の子の名前の子はピンクの紙に名前が書いてあり、そこに座るようになっていた。 先生は「しげる」と水色の紙に書いていた。先生は...