2016年8月17日水曜日

星野道夫「旅をする本の物語」

nhkBSブレミアム  星野道夫「旅をする物語」はいい番組でした。いくつもの心に響く「いのち」の物語があった。
その中から、いのちがどの様に関わっていきているのかを探求する生態学者田邊貴子(37)の話は特にわたしの心をうった。


彼女は徐々に筋肉の自由を奪うを難病に苦しむ祖母と同じ遺伝子を持つ自分に気付き、「何のためにいきるのか」との思いが深くなり、「生きているのは何の意味もない」、「今自分が死んでもこの命は変わらないし、世界も変わらない」、「こうした虚無感というのはどんどんそこで強くなっていった」。


こうした頃に田邊さんは星野の写真や本に心を惹かれるようになっていった。そして彼女はアラスカに一人で旅に出た。そして二週間の旅の最終日、アラスカの大自然の中、湖のほとりで、日が傾いて行くのを眺めている時だった。


「まったくの前触れもなく涙が出て、心がザワザワザワザワとして、震えている自分がいた」。そして、彼女は「生きよう」と思った。虚無感は消えていたという。彼女は今、南極の海底に潜ったりして、生命の起源にもせまる生態学者として生きている。
以下の三枚の写真は、番組で放映された星野道夫さんの写真です。いい写真だなあ。


この番組で、この本に出会った人々を訪ねる小説家ドリアン助川さんは、星野さんのこの本について、「大自然を作り出しているもっと根源のなにかに触れて書かれている。」と語っていた。


「根源のなにか」とは、偉大なる存在者、宇宙物理学者たちもいうサムシンググレートのことであろう。わたしならハッキリと創造者なる神といってしまうけどね。
















しげちぁん

慈(しげる)という名前を、女の子がつけてもらった。でもこの名前は男の子の名前の様で好きになれなかった。小学校に入学した日に、男の子の名前の子は、水色の紙に、女の子の名前の子はピンクの紙に名前が書いてあり、そこに座るようになっていた。 先生は「しげる」と水色の紙に書いていた。先生は...