2021年3月19日金曜日

カナダから響いてくる 少女のうたごえ

 

春は陽光のみで、風の冷たさが厳しかった安曇野だったが、今日3月19日は、気温も上がり、犬たちとの散歩では襟巻や手袋は必要なかった。

田園の田んぼの土手に腰をおろして青空を見上げ、北からゆるやかに吹いてくる風が心地よかった。まだ小さな春麦の緑が輝き始め、ひばり声が青空の中に響く。 

安曇野図書館新刊本コーナーで、カナダ人作家絵本の絵がいいので借りて来た。カナダの山間地の冬。スクールバスの来る大道路までは、白樺などの林の雪斜面を一人で下る少女。

でも大丈夫、彼女は歌が好きなのだ。山の動物や鳥たちも、その歌声を聞いてくれる。カナダの冷たくしかし、新鮮な風がこちらの心にも爽やかに吹き寄せるような絵本です。

仲間たちがいっぱい乗っているスクールバスに乗り込んだ時の六歳の少女の絵はとくにいい。



しげちぁん

慈(しげる)という名前を、女の子がつけてもらった。でもこの名前は男の子の名前の様で好きになれなかった。小学校に入学した日に、男の子の名前の子は、水色の紙に、女の子の名前の子はピンクの紙に名前が書いてあり、そこに座るようになっていた。 先生は「しげる」と水色の紙に書いていた。先生は...