2019年12月26日木曜日

野生のたぬきに遭遇

                  
信仰の恩師である中箕輪の那須野さん宅を訪問した。ぼくは幼いころから「えみやのおじさんおばさん」と呼んできた、そのおじさん、おばさんは、すでに103歳と99歳でキリスト教信仰を全うして、天に召された。その二つの葬儀はぼくがさせていただいた。昔ながらの田畑の広がる風景の中にポツンと建った懐かしい家の玄関先に出迎えてくれたのは82歳になる長男の正道さんだった。

ぼくが年八回ほど発行している「教会ニュース」の初冬号と年末年始号の二通を入れた封筒を差し出すと、よろこんで受け取ってくれた。

その帰り、高い送電鉄塔の下の小さなスペースに車をとめて、懐かしい風景の草道を犬たちと散歩した。森近くの畑に古い小屋かあり、その前でロッキーとクララが、何かを見つけたらしく、近づき身を低くしていた。そして「ギャー」という攻撃的な鋭い声を聞いた。
最初は野良猫かと思ったが、にらみ合っている直ぐ近くに行って見ると、ちょうど猫くらいのやせたたぬきであることが、分かった。

犬たちは鼻をひくひくさせていた。ぼくの「だめだよ」の声で犬たちは身を引いた。そのたぬきはくびれた胴体の背中とたぬき特有の頭と耳の後ろを見せて、ゆっくりと小屋の中へ姿を消した。

近くには密集した森があり、小さな畑にはキャベツや白菜、大根などの残りが植わっていた。たぬきは雑食だから、これからの厳しい冬も、何とか生き延びてほしいなーと思いながら、小屋に向って「頑張れよ」と小さく声をかけ、犬たちとそこを後にした。

野生のたぬきをこんなに間近で見たのは初めての事である。みんなみんな一生懸命生きているのだ。野良犬や野良猫もそうだ。
      注)写真はネット上でお借りした野生のたぬきです。






2019年12月14日土曜日

ながーい5分 みじかい5分、そしておまけが

                     

早くも12月の中旬となりました。あと二週間ほどで主の年2019年は終わり、2020年へと地球は回ります。夜空にポッカリと浮かんだ昨夜の冴えわたる月は、安曇野の寒気の夜空で見事に輝いていました。
満月を二日ほど過ぎた月でしたが、真夜中に窓から外の明るさに気づき外へ出てみると、「オー!」ほぼ真上に満月があった。地球に届く光はキラキラと寒気の中で輝いていました。何だかいいことがありそうでワクワクしました。

伊那の自宅は以前からありますが、ようやく教会事務室にも念願の光ファイバーを設置することになりました、これでいつでもネットが出来るようになります。ルーターでWFも飛ばすので、スマホも使い放題。うれしいですね。ぼくの受け取るうれしいクリスマスプレゼントと言えます。

それが17日(火)、その前日の16日(月)は、年内最後の歯のメンテナンスに、そして22日(日)のクリスマス礼拝と祝会など、少し予定が立て混みます。

そして、このプログ更新も安曇野図書館で、やっていますが、図書館で目にしたのが「なが~い5分、みじかい5分」の絵本です。一読してなるほどなと思いましたね。

同じ5分でも、気がせいて待たされる5分と、楽しい時間では、時の流れる速度が違うように感じますね。

そしてこの絵本の最後、楽しい時間のタイムリミットが来て、「じゃあ、おまけの5分をあげましょう」と言われたら、寝る前に母親に絵本を読んでもらっていた子は、とっても得をしたように、幸せな気分になるに違いありません。

さあ、あなたなら、おまけの五分をどんな時に追加してもらえたら幸せでしょうか?いろいろと考えさせられる、気忙しい暮れにピッタリの絵本です。




2019年12月3日火曜日

師走となりました。

                  
日本では、12月の年の瀬をいつの頃からか「師走」と言うようです。しかし、牧師も師走の「師」の一つなら、このわたしも走り回る忙しい人間の一人なのでしょうが、特にわたし自身に関しては、犬たちと自然の中を日々歩き回ってはいるが、心を亡くした状態で走り回ってはいないし、特に忙しいわけでもない。
この「忙しい」の漢字は、心を亡くしている状態を表す字体です。しかし、年の瀬が迫ったからと言って心を亡くして、やみくもに走り回っていてはいけません。
世間から「師」、「教師」、「先生」と呼ばれるのなら、なおさら心を乱し、亡くしてしまうようであってはいけないとわたしは思いますね。

まあ、クリスマスとか年越しそばとか、いろいろあるけれど、大晦日が終わっても、日々次の新しい日が来るわけで、赤毛のアン風に言うなら、まだ失敗していない、真っ新な新しい朝が、一日が待っているのです。だから大晦日でこの世が終わるわけではない。
しかし、本当のこの世の終わり、終末の時は、そう遠くない日に来るかもしれません。聖書は預言しています。まず「携挙」が起こります。教会が天に挙げられる日です。この「携挙」について、おもしろい本が二冊、いずれも電子書籍(kindle版)で、試し読みをして、今回は購入した。
この年の瀬から新年にかけて、読める時に読もうと思う。わたしたちは、何に備えなければならないかを、聖書に聞くことは、とても大切だと思う。
                     

しげちぁん

慈(しげる)という名前を、女の子がつけてもらった。でもこの名前は男の子の名前の様で好きになれなかった。小学校に入学した日に、男の子の名前の子は、水色の紙に、女の子の名前の子はピンクの紙に名前が書いてあり、そこに座るようになっていた。 先生は「しげる」と水色の紙に書いていた。先生は...