2021年1月29日金曜日

1000羽を超すコ白鳥&犀川上空で鳶の恋の季節

                     


犬たちとの散歩で犀川の西岸土手上の道を散歩。川幅がすごく広い犀川は本流の他に支流が出来、両岸沿いや中央部にも盛り上がった州がある。両岸沿いの一段高い中州は林が広がり、その木陰の道も散歩に最適である。

ついこの前、寒い日だったが驚いた。鳶(とんび)の数が異様に多い。10、20、50、いや100羽はいる。

川の流れや中州の上を低く高く飛翔する姿にぼくは大喜び。目の前すぐ近くまで下りて来る大きな鳶もいる。プードル犬のクララが取り去られそうで妻が心配するほどだったが、大型犬のライオンのようなゴールデン犬ロッキーくんやゴリラのようなぼくもいるから大丈夫。

この鳶の集結は、春の恋の集団お見合いで、それぞれが相手を探すために、上空にタワーのように集まる「タワーリング」という習性のようだ。ニ三日で相手が決まり、やがて卵を産み、春の子育てに入るのだ。

教会の広い庭でも同じような姿が見られる。樹齢70年を越す桜の大樹三本、二階の屋根を越すまでに育ったヒマラヤ杉二本、常緑樹の大きなロビンや他の樹木もある草原状の庭には、今度はヒヨ鳥たちが早朝から20、30と低く高く、飛ぶ姿が事務室の南と西の窓の外を、サーッと行きかう。

日により、時間により、雀の集団も見らる。雀の集団は、犀川東岸のゆるやかな長い土手斜面で、数十羽の集団があちこちに見られた。散歩で歩く土手の足元から、次々と飛び立つ雀たち。教会の庭でも何グループかの雀集団の姿がこの前から見られ、この春には親雀が幼い子雀に嘴で雑草の実を与える姿を、また身近に見られると思うとうれしい。

また、東北や日本海側の積雪が多いため、積雪のない安曇野へのコ白鳥たちの飛来が例年よりぐんと増え、野鳥の会集計では1000羽を超えたらしい。

犀川西岸の下一面に広がる田んぼのあちこちに、こっちに20、あっちに50羽というように白い姿が普通に見られる。田んぼの中を貫く農道を車のスピードを落として近づき、近くでコ白鳥たちを見られる。頭や体が灰色をしたのは幼鳥である。よく頑張ってシベリヤからの4000キロを超える旅に耐えたなーと毎年感動する。

寒い日もあるが、安曇野の空気は春近しを感じさせるようになっている。






2021年1月14日木曜日

感染抑止(ステイ)か経済(ゴー)か 第三の道を忘れるな

この前の猛烈寒波から一転して、昨日今日と日中の気温は十度を越えて、青空の下の犬たちとの散歩は気持ちよく、小鳥たちもさえずっていた。太陽光の当たる顔などはポカポカと春のようだった。

帰りに田園の中にあるスーパーの書店で「サンデー毎日」の一番後ろ、五木寛之さんのエッセーを立ち読みした。

チエノブイリ原発事故は今も記憶に新しい。決して過去の事ではなく、日本にも起きた。この原発事故の時、ロシアでは、急にキリスト教会へ行く人が増えたという。




ウクライナ語で「チエノブイリ」の意味は「にがよもぎ」であり、これは聖書ヨハネ黙示録に出て来る。黙示録8章10節に「第三の天使がラッパを吹いた。すると、松明のように燃えている大きな星が天から落ちて来て、川という川の三分一と、その水源に落ちた。この星の名は「苦よもぎ」といい。水の三分一が苦くなって、そのために多くの人が死んだ」とある。

原発事故を天からの「警告の裁き」と、とらえ、今一度自分たちの生き方を、神中心の基軸へと修正しようとの行動だったのだ。

ぼくも、毎月発行している「教会ニュース」一月号に書いたが、感染抑止か経済の二者択一ではなく、第三の、最も大切な道「誰に生かされ、人類は地球上に歴史を刻んでいるのか」に目を向けるべき警告の一つが、今回のパンデミック(全世界的)疫病であろうと、イスラエル国家の歴史を例に記した。

神を忘れ、悪に走ったイスラエル国家への、悔い改めを迫る警告の災害をアモス書を中心に、まとめると大まかに七つの災害がある。そして今後もあることを示唆している。1  食糧難 2水不足 3 動植物の疫病 4 人の疫病 5 稲妻による火災 6 地震 7  国土と家族を失い亡命生活へ。

日本では仏教界も、キリスト教界も、五木さんが指摘しているように沈黙している。首をすくめているばかりだ。宗教的発言が聞こえてこない。

感染抑止(ステイ)か、経済(ゴー)か、だけではなく、第三の神への立ち返りの道こそがもとめられているように、牧師のぼくは強く感じる。







しげちぁん

慈(しげる)という名前を、女の子がつけてもらった。でもこの名前は男の子の名前の様で好きになれなかった。小学校に入学した日に、男の子の名前の子は、水色の紙に、女の子の名前の子はピンクの紙に名前が書いてあり、そこに座るようになっていた。 先生は「しげる」と水色の紙に書いていた。先生は...