2018年7月31日火曜日

泳ぎと読書 少年の日と同じ夏

安曇野図書館て゛目にとまった一冊が「金子みすゞ ふたたび」の本。洗練された文体で読みやすい。評伝の本は史実に忠実に記そうとするためか、固い歴史書のような本が多い中、さすがNHKドキュメンタリーを手掛けた著者だけに、引き込まれる内容となっている。以下はアマソンの書評そのままを、ここに記しておきます。金子みすゞファンにはおすすめの一冊です。彼女の詩の持つやさしさに僕はいつも感動する。電子書籍版でも発刊されています。




天才詩人の心の葛藤を読み解く画期的評伝の一冊。

《みんなちがつて、みんないい》のフレーズで知られる「私と小鳥と鈴と」、東日本大震災で傷ついた日本人の心を癒した「こだまでせうか」……。512篇の詩を遺し、26歳で自らの命を絶った金子みすゞ。今もなお愛され続ける数々の詩の裏には、壮絶な心の葛藤があった。
かつて、ドキュメンタリー番組「こころの王国~童謡詩人・金子みすゞの世界」を手掛けた演出家が、当時謎として残された史実や、調査しきれなかった事実などを、もう一度徹底的に探り、父親の死に関する新事実などを発見。そして当時の習慣や複雑な家族構成など、童謡に詠われた背景を中心に調査することによって金子みすゞという夭折の天才詩人を読み解いていった画期的なノンフィクション。
天衣無縫に見える金子みすゞの童謡が、なぜに悲しみに包まれていて、人の心を打つのか。3冊の手帳に残された512編の童謡を、テーマ別に分けることによって、金子みすゞが表現したかったもの、それは西方浄土への憧れなのだが、見事に浮き彫りにしている。

2018年7月1日日曜日

2018年の夏も水泳と読書

安曇野市豊科の図書館へ出かけた。新刊のコーナーで、「アウシュビッツの歯科医」という本が目にとまった。開くと八ページの白黒写真が何枚もある。実話である。400ページの分厚い本である。


一気に引き込まれて読んでいる。まだ半分しか読み終えていないが、みなさんにおすすめしたい本である。21歳でナチスに強制労働に狩りだされた青年の実録である。暑い夏になりそうである。水泳と読書で充実した夏にしたい。



しげちぁん

慈(しげる)という名前を、女の子がつけてもらった。でもこの名前は男の子の名前の様で好きになれなかった。小学校に入学した日に、男の子の名前の子は、水色の紙に、女の子の名前の子はピンクの紙に名前が書いてあり、そこに座るようになっていた。 先生は「しげる」と水色の紙に書いていた。先生は...