2018年1月17日水曜日

人間中心主義が、人類を滅ぼす

今日の産経ニュース(ネット)に以下のような記事があった。動物たちには幸せに生きる権利がある。そのように考える私には関心ある記事なのでその一部をここに記しておきたい。


≪子供の頃、学校で動物を飼育した経験がある方もいらっしゃるだろう。しかし、今、小学校や幼稚園など教育現場で飼育される動物に「異変」が起きていることをご存じだろうか。子供だけでなく教師も、動物の飼育に関する知識や経験がないため、ウサギは過剰繁殖し、けんかや餌不足で健康状態が悪化。ニワトリも卵の放置から、ひながふ化しすぎることがあるという。この状況に立ち上がったのが、獣医師らでつくる兵庫県学校動物サポート協議会。動物の適切な飼育方法を教師だけでなく、教師を目指す学生らに伝える活動を行っている。「いきものがかり」を育成するためにも、まずは教員の養成がカギになるのかもしれない。
狭い小屋にウサギ80匹
 「ウサギは高いところまで持ち上げてはいけない」「ウサギが驚くのでむやみに騒がないように」
 関西学院大西宮聖和キャンパス(兵庫県西宮市)で昨年11月、教育学部の学生らを対象に実際のウサギを用いた動物飼育の体験授業が行われた。
 教師を務めたのは兵庫県学校動物サポート協議会所属の獣医師15人。「ウサギを触ったことがない人」との質問に手を挙げる学生もおり、教室と屋外を利用して丁寧な指導を行った。
 平成27年に発足した同会は、県内の小学校などで教師を対象に飼育方法についての研修を行っている。同会会長で神戸市獣医師会副会長も務める物延了さん(64)は、以前に訪れた小学校で、狭い飼育小屋の中でウサギが約80匹にまで過剰繁殖している現場を目撃した。≫



わたしは安曇野と伊那高原を行き来しつつ生活している。
育ったのは伊那高原である。農家の三男として生まれ、育った環境には日常的に牛や馬、山羊などがいて、親しく接しられた。また畑にも続く広い農家の庭で放し飼いにされていた鶏の群れ、大きな豚や可愛いうさぎなどの動物たちもいた。自然豊かないたるところで季節の小鳥たちの姿も目にし、犬や猫はもちろん毎日接していた。



いつだったか東大生に鶏の絵を描かせたら、四本足の鶏がいたりで、ほぼ正確に描ける者が極めて少なかったとのニュースに接して驚いたことがあった。
あれから何十年もたった現代も、ますます畑や田で育つ野菜や穀物の本物体験、卵は食べるのにそれが鶏が産んだことも知らずに人間になる人々が増加しているようだ。



今は鶏や鶉(うずら)は狭いケージに入れられ、生きる幸せを奪われ、ただ卵を産むための機械のような扱いをされている現場をよく目にして胸が痛む。


人類は宇宙へ行こうが、科学技術がどんなに進歩しようが、「いのち」の大切さを周囲の動植物から学ぶ謙虚さを忘れる時、人類に未来はない。年々増加する凶悪な残忍な犯罪、学校や会社におけるいじめなど、心病む人々の急増の問題も人類が「いのち」と向き合う誤った姿勢と無関係ではないと強く感じる。



わたしはわたしなりに、こうした問題に自分なりの考えや思いを書きほとんど売れないがAmazonのKindle(電子書籍)を出版して、心の「いのち」の教育の大切さを発信している。たとえ小さくても、何もやらないよりもいいとの思いからである。



鶏や鶉たちへの「いのち」無視の発想が人間社会に反映して儲け第一の企業や会社が起こる。ブラック企業、詐欺目的会社が起こる。今年から学校教育の授業に「道徳」が加わるらしいが、あまり期待はしていない。
日常生活において、全てのいのちへの尊厳を教える機会を数多く持つべきであろう。





















しげちぁん

慈(しげる)という名前を、女の子がつけてもらった。でもこの名前は男の子の名前の様で好きになれなかった。小学校に入学した日に、男の子の名前の子は、水色の紙に、女の子の名前の子はピンクの紙に名前が書いてあり、そこに座るようになっていた。 先生は「しげる」と水色の紙に書いていた。先生は...