犬たちとの散歩で犀川の西岸土手上の道を散歩。川幅がすごく広い犀川は本流の他に支流が出来、両岸沿いや中央部にも盛り上がった州がある。両岸沿いの一段高い中州は林が広がり、その木陰の道も散歩に最適である。
ついこの前、寒い日だったが驚いた。鳶(とんび)の数が異様に多い。10、20、50、いや100羽はいる。
川の流れや中州の上を低く高く飛翔する姿にぼくは大喜び。目の前すぐ近くまで下りて来る大きな鳶もいる。プードル犬のクララが取り去られそうで妻が心配するほどだったが、大型犬のライオンのようなゴールデン犬ロッキーくんやゴリラのようなぼくもいるから大丈夫。
この鳶の集結は、春の恋の集団お見合いで、それぞれが相手を探すために、上空にタワーのように集まる「タワーリング」という習性のようだ。ニ三日で相手が決まり、やがて卵を産み、春の子育てに入るのだ。
教会の広い庭でも同じような姿が見られる。樹齢70年を越す桜の大樹三本、二階の屋根を越すまでに育ったヒマラヤ杉二本、常緑樹の大きなロビンや他の樹木もある草原状の庭には、今度はヒヨ鳥たちが早朝から20、30と低く高く、飛ぶ姿が事務室の南と西の窓の外を、サーッと行きかう。
日により、時間により、雀の集団も見らる。雀の集団は、犀川東岸のゆるやかな長い土手斜面で、数十羽の集団があちこちに見られた。散歩で歩く土手の足元から、次々と飛び立つ雀たち。教会の庭でも何グループかの雀集団の姿がこの前から見られ、この春には親雀が幼い子雀に嘴で雑草の実を与える姿を、また身近に見られると思うとうれしい。
また、東北や日本海側の積雪が多いため、積雪のない安曇野へのコ白鳥たちの飛来が例年よりぐんと増え、野鳥の会集計では1000羽を超えたらしい。
犀川西岸の下一面に広がる田んぼのあちこちに、こっちに20、あっちに50羽というように白い姿が普通に見られる。田んぼの中を貫く農道を車のスピードを落として近づき、近くでコ白鳥たちを見られる。頭や体が灰色をしたのは幼鳥である。よく頑張ってシベリヤからの4000キロを超える旅に耐えたなーと毎年感動する。
寒い日もあるが、安曇野の空気は春近しを感じさせるようになっている。
0 件のコメント:
コメントを投稿