2021年1月14日木曜日

感染抑止(ステイ)か経済(ゴー)か 第三の道を忘れるな

この前の猛烈寒波から一転して、昨日今日と日中の気温は十度を越えて、青空の下の犬たちとの散歩は気持ちよく、小鳥たちもさえずっていた。太陽光の当たる顔などはポカポカと春のようだった。

帰りに田園の中にあるスーパーの書店で「サンデー毎日」の一番後ろ、五木寛之さんのエッセーを立ち読みした。

チエノブイリ原発事故は今も記憶に新しい。決して過去の事ではなく、日本にも起きた。この原発事故の時、ロシアでは、急にキリスト教会へ行く人が増えたという。




ウクライナ語で「チエノブイリ」の意味は「にがよもぎ」であり、これは聖書ヨハネ黙示録に出て来る。黙示録8章10節に「第三の天使がラッパを吹いた。すると、松明のように燃えている大きな星が天から落ちて来て、川という川の三分一と、その水源に落ちた。この星の名は「苦よもぎ」といい。水の三分一が苦くなって、そのために多くの人が死んだ」とある。

原発事故を天からの「警告の裁き」と、とらえ、今一度自分たちの生き方を、神中心の基軸へと修正しようとの行動だったのだ。

ぼくも、毎月発行している「教会ニュース」一月号に書いたが、感染抑止か経済の二者択一ではなく、第三の、最も大切な道「誰に生かされ、人類は地球上に歴史を刻んでいるのか」に目を向けるべき警告の一つが、今回のパンデミック(全世界的)疫病であろうと、イスラエル国家の歴史を例に記した。

神を忘れ、悪に走ったイスラエル国家への、悔い改めを迫る警告の災害をアモス書を中心に、まとめると大まかに七つの災害がある。そして今後もあることを示唆している。1  食糧難 2水不足 3 動植物の疫病 4 人の疫病 5 稲妻による火災 6 地震 7  国土と家族を失い亡命生活へ。

日本では仏教界も、キリスト教界も、五木さんが指摘しているように沈黙している。首をすくめているばかりだ。宗教的発言が聞こえてこない。

感染抑止(ステイ)か、経済(ゴー)か、だけではなく、第三の神への立ち返りの道こそがもとめられているように、牧師のぼくは強く感じる。







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ふしぎな つうがくろ

  つうがくろでは、いろいろな事がある。一人ででかけると、途中で友達に出会う。小学生の頃をおもいだす。さあ、今日はどんな出来事や、自然の発見があるのか。