まだ五人の我が子たちが幼かった時、古い教会の部屋で一緒に観ていたnhk「大草原の家」シリーズが、今度は土曜日の午前八時半かnhkBSで再放送されている。
今日は第12話「ジョーンズおじさんの鐘」だった。わたしには忘れられない話だった。
要点は「教会に鐘をつける話が持ち上がり、献金を募ることになります。ところがオルソン夫人が鐘を寄付すると言い出したことから騒ぎが起こります。と言うのも、その鐘には寄付者の名入りの額がつくというからです。信者達は賛成派、反対派に割れ、相談のために集会を開いても話はこじれるばかり。大人のいがみあいは子供たちまで影響し今までのように仲良く遊べなくなります……」。結末がなんともいい。
この話はぼくの中で生き続け、古くなった園舎、そして会堂を新しい現在の教会堂に建て替える時、卒園生に呼び掛けて、「こどもらの鐘」と名付けた鐘を会堂の玄関上の塔に付けることにしたのだ。
そして今、その鐘は毎週日曜日の礼拝を告げる鐘の音として、安曇野の空に響いている。そしてその時作った「子どもらの鐘」の讃美歌も会堂内に響いている。
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