久し振りにBSで映画を観た。1944年はわたしの生まれた年である。その3年前の1941年に作られた映画である。
しかし、時代を越えて、伝わるものがある。炭鉱のロンの谷の物語である。少年が主人公と言うわけではないが、この少年を軸に話は展開していく。
それと、バックにある古い体質の教会の姿も良く描かれていた。少年は冬の池で事故に会い、その後遺症で、全身の痺れ、足が思うように動かない。見舞った牧師が「来年の春には、ぼくと野に出て、美しい自然の中を散歩しよう」と 約束する。
それまでは「宝島」のこの本でも読んで、のんびり過ごせばいい。そう牧師は少年に語りかける。そして春が来て、牧師の言った通りになる。いい映画である。アカデミー賞の何部門も受賞している。
白黒の画面も荒らいし、昔の映画だが、心を打った。
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