素晴らしい秋晴れの中を、犬たちと散歩した。この前までロッキーと川下りで一緒に泳いだ犀川の東岸沿いの道から眺める自然の全ては、秋の陽射しであふれていた。すじ雲や羊雲が高い空に輝き、青空が広くどこまでも遠く、深く輝いていた。
その爽やかで、小春日和の爽やかな中に、近くの稲刈りを終えた田んぼから、雨蛙の「クワッ、クワッ、クワッ」と鳴く声が大きく響いて来た。久しぶりに聴く懐かしい鳴き声に、わたしはニッコリ。「明日は雨かなー、しかし、こんなに素晴らしい秋晴れだ。西山の上も、東山の上にも雲一つないのになー、そうか、あいつ仲間でも呼んでいるのかな」と妻に言った。
「そうだね、雨になりそうな天候にはみえないね」と応えた。
ところが、帰ってスマホで明日の安曇野地方の天候を調べて驚いた。その日の夜半から冷たい雨予報だった。そしてその通り夜半から雨となり、翌日も一日中雨となったのだ。
教会横の隣家の畑から、また伊那高原の自宅の周囲からも、この雨蛙の声が響くと、不思議と翌日に天気が崩れ、雨となる。いやー、蛙さんは凄い能力を確かに持っているのだ。
「雨蛙の声が響くと、翌日は雨になる」との、昔からわたしが耳にして来たことは、本当なんだなー」と感心して、夜半からの雨音を聞き、蛙さん、冷たい雨だから風邪ひくなよと思いながら、わたしは眠りについたのだった。
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