9月13日の早朝に雷鳴があり、雨も降った。日曜礼拝後、少し迷ったが、今日が最後だから四賀村のB&G室内プールへいつものように出かけた。この日でプールは閉場となる。
一キロほどを泳いで、プールに「また来年!」と感謝と別れを告げた。山間にあるコンビニの駐車場で牛乳パンを食べながら、目の前のコスモスにアゲハ蝶がとまり、大きくしならせて蜜を吸っているのを見た。その向こうには色づいた小さな稲田、さらにむこうには山々が続き、空は薄ブルーだった。
その時、ふっと悲しみの感情が湧きあがり涙がこぼれそうになった。夏の終わりはいつも寂しい。牛乳パンの半分と、安曇野市内に入って買った牛丼中盛を土産に教会へ帰った。
この一夏、留守番をしてくれた犬たちと妻への感謝をこめた、パンは妻に、牛丼は犬たちへのささやかなプレゼントである。
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