子どもが地面に転び、泣き出すと、近くにいた母親や兄弟が痛い所をさすったりして、「いたいのいたいの、飛んでケー!」と言う。すると不思議に泣き止む。
こんなことが、我が子たち五人が小さい頃に、また幼稚園長時代に、ぼくはよく出合った。
ぼく自身、時折り足の親指などを固い角にぶつけ、「うーっ」とうなり、泣きそうなほど痛い時があると、片足ケンケンジャンプなどして、「痛いの 飛んでケー」と半泣きで言うこともある。
この絵本「いじわるブッチー」のブッチーは顔つきからして、いじわるな子である。ところが、このブッチーの母親と、このブッチーのいじわるにいつも悩まされている女の子の母親はとても仲が良いのだ。
だからいじわるブッチーは、母親といつも遊びに来る。そしていつものようにいじわるをするのだ。そこでいじわるをされる女の子は、いっそうのことブッチーはロケットに乗せて、どこかの星へ行ったらいいのにと考える。いやー、そういう人っているかもねー!
ああゆうやつは、何万光年も彼方の星へ行ってくれないかなーなんてね。そんな絵本です。絵本というと「良いこの絵本」が多い中、これは図書館で目にした、いじわるっ子の絵本です。めずらしい絵本です。
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