日曜礼拝に出席する幼児や小学生、それと中学生向けに、子どもタイムと称して礼拝の中で、初めに10分以内で絵本や伝記本を視聴覚教材にして、子どもたちに近づいた位置で語る時間を持っている。大人の方々もにこやかに聞いて下さる。
5月26日(日)は、伝記本「ジョン万次郎」を手に、その概略を紹介し、時代の風潮や人の目や耳を気にせず、自分の信じるところを誠実に生きた「ジョン万次郎」の生涯を語った。アメリカの牧師や大型漁船の船長や乗組員との素晴らしい出会い。鎖国政策を続けていた古く封建的な時代の日本人の心の狭さなどを打破して、新しい時代に向かった万次郎の勇気や誠実な言動などを語った。そうなんだ。わたしたちは天を見上げ、創造主なる方にのみ従う心こそが、真に新しい時代を切り開いて行くんだと教えられる伝記である。
鎖国が解かれ、サンフランシスコに向かった時の日本の艦船の実質的船長は勝海舟ではなくジョン万次郎であった。万次郎は日本語の読み書きも学んだことのない少年だった。英語も実生活の中で耳から学んだものだった。九歳で父親を失った貧しい漁夫の万次郎は14歳で初めて漁船に乗る。そして難破、無人島に流れ着いてからの数奇の運命。この伝記から学ぶことは多い。
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